情報処理技術者試験(ITパスポート試験)
ITパスポートは「情報処理の促進に関する法律」に基づき経済産業省が実施する情報処理技術者試験の試験区分のひとつであり、情報処理技術者としての「知識・技能」が一定以上の水準であることが認定される国家試験である。すべての社会人が身につけるべきITに関する基本知識が問われる。
試験はCBT方式で行われ、2時間で100問(①ストラテジ系(経営全般)が35問程度、②マネジメント系(IT管理)が20問程度、③テクノロジ系(IT技術)が45問程度である。この試験の面白いところは、問題がランダムに出題され、IRT(Item Response Theory:項目応答理論)方式で解答結果から評価点が算出されるため、正答数が同じ人同士でも試験の難易度によって点数が異なる。また、100問のうち8問が採点されないダミー問題で、次回の試験の難易度設定や問題新設の参考とされる。
頻繁にシラバスが改訂され、出題範囲もコロコロ変わるので受験の際は最新のシラバス対応の テキストを購入しよう。テキストを一巡したあと、「ITパスポート過去問道場」というサイトでひたすら過去問を解き続けよう。
受験当日まで
新潟の道路探索屋は期せずして職場のサーバー室に詰めるようになった。もともとパソコン操作は苦手だし、プログラミングはおろかExcelの関数も知らない。(大学1年次の情報処理基礎という授業では同期が「不可」で2年次に再履修する中、1年次にぎりぎりC判定で合格してしまったために、B判定以上が要件のGIS学術士という地理系の資格を取れなかった苦い思い出もある。)
そんな中、職場に入ってくる後輩たちは皆、大学でITパスポートを取得し、基本的なITリテラシーを身につけている。これは先輩も負けていられないよね、というのが受験動機。
テキストを一周読み、前出の「ITパスポート過去問道場」のサイトでひたすら過去問を解き、なんとか受験までに60%の合格基準に達するようになった。5月15日、長岡市殿町にある試験センターでCBT受験。2時間のうち40分ほどを残して退出した。受験後数時間で試験結果レポートが公表され、総合評価点600点以上で合格(見込み)となった。
なんだこれ
試験の翌月にはサイト上で正式な合格発表があり、翌々月に合格証書が送られてきた。封筒を開くと、あらびっくり。字もなんだか薄墨のようだし、文字がガビガビで画像を無理やり拡大したようなお粗末な大臣署名。
資格マニアのコレクションにするにはあんまりな出来のものだった。A4の白色コピー用紙に押印されたものの方がありがた味がありますわ。
皆さんも是非、このガビガビ合格証書を手に入れてみてください。