国内旅行業務取扱管理者

2010年11月05日

NHKの朝ドラ「風のハルカ」(2005)を覚えている方はいるだろうか。うろ覚えながら湯布院で育った主人公の女の子が観光協会で働いている、という内容で、当時小学5年生だった私も毎日観ていたことだけ覚えている。

その頃から、なんとなく観光業や旅行業に興味を持ち始め、中学2年生の修学旅行では実行委員長を務め、平和学習のプラン作成や、修学旅行のしおり編纂などを行い、いっそう旅行業に興味を持つことになる。もともと鉄道や飛行機といった乗り物好きだったことも手伝い、「旅行業務取扱管理者」という国家資格の受験を決意。


旅行業務取扱管理者とは、旅行会社が鉄道乗車券・航空券・宿の手配などで客と契約を結ぶために必要で、営業所ごとに必ず置かなければならない資格である。

取扱範囲によって、「国内」と「総合(国内+海外)」がある。2013年から「地域限定」旅行業務取扱管理者の試験も始まった。

この資格取得に先立つ平成21年秋、中学3年生の時に何を思ったのか「総合」の方を池袋の立教大学で受験。英検2級相当の英語や、海外航空券タリフなどの幅広い知識が必要なため、もちろん落ちた。

それで火がついた翌年、高校一年生の時に「国内」を受け無事に合格。鉄道マニアだったため、JR時刻表を使って運賃計算(新幹線と特急を乗り継ぐと特急料金半額、など)したり、国内の温泉地や特徴、文化遺産などを覚えるなど努力した。


大学では広く地域政策や観光業、地理などを学べる学部へ進学した。いまは社会人として全っっっく旅行・観光業とは関係のない業種で勤務しているが、大学で学びたいと思う分野を決定づけ、資格取得に向けて学習する面白さ、受かったときの何とも言えぬ快感を覚えてしまった。そんな思い出のある資格だ。