高柳の県道424号断崖擁壁
高柳の県道424号断崖擁壁
新潟県柏崎市高柳町岡田
県道424号・林道黒姫山線
国道252号線を南下し、高柳町岡田で県道424号線に折れると、鬼沢川沿いに開けた水田地帯が続く。さらに林の中の道を進むと白倉という廃村に行きつく。
県道424号線は幅4m弱の細い道路だ。
新緑の季節は走っていて気持ちが良い。工事関係車両以外は、ほとんど車の通りがない。
白倉地区(周囲に看板などは一切ない)に入ると、住宅の基礎や井戸などの痕跡が見られる。
道路右手に石垣が見えたため、急遽見に行くことにした。
石垣と、風呂のようなものが残っていた。ここには人が住んでいたようだ。
しばらく走ると、左手に「白倉の源水」という水汲み場があった。怖くて飲めなかったが、冷たくきれいな水であった。
近くには石像もあった。右のものは「○○夜塔」のように読めた。よくあるのは二十三夜塔などだが果たして…。
石の祠も。
突如、目の前に高さ10m近くはあろうかという擁壁が現れた。この周囲は林道工事の関係で、国土地理院の地図と異なる道路形状をしているようだ。
国土地理院の地図より。黄色の県道424号を走ってきて最初の赤●地点にいる。
道なりにゴリゴリ進むと真新しい道路のすぐ脇にでる。これが、令和2年に県が開設した森林基幹道黒姫山線である。我慢して道なりに進む。
左下に、見事な切通しの林道。まだ合流できない。
ようやく県道424号が終わり、林道に出る。左折すると終点(柏崎市高柳町岡野)方面、右折で起点(柏崎市水上地区)方面となる。今回は左折。
先ほど上から見えた切通しを通る。
先ほど見えた擁壁の上は、林道が通っているのでした。これだと高さが伝わらないと思うので…
無理やり腕を伸ばして撮ってみる。落ちたら絶対に助からない。股がぞわぞわする…(男子諸君には伝わるだろう)
擁壁の上から東を望むと、八海山と越後駒ケ岳が見えた。
探索したのは令和3年の8月。林道ができた翌年なのだがこの荒れ様…これは雪解け以降、ろくに整備されてないな…。通行に不安が残るが、極力ゆっくり、落石・枝を踏まないように注意して進む。
「林道の青い看板」のところまで降りて来た。ここから先、中倉川沿いに開けた谷間をゆるゆると下ると高柳町の市街地にたどり着く。
林道の看板。林道の規格は一般道路と異なるため、いつでも止まれる速度で安全運転を。